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2007年3月15日

'07世界の万年筆祭

昨日は代休を取ることができたので,妻と日本橋に行き,表題の展示場をうろうろ。

まず,この3年間に夫婦で合わせて5本の万年筆をオーダーした中屋万年筆に顔を出し,赤漆の万年筆のペン先を少し見てもらう。
このところずっと仕事で使っていて,書き味がやや悪くなっていたけど,見事に改善。
妻の方では,最初にオーダーした万年筆のペン先の交換について諸々打ち合わせをしていた。

その後で,パイロットのコーナーに顔を出す。

まず,妻が,約20年間近く使っている細字の万年筆の書き味の相談。
丁寧にペン先の状態を説明してくれて(ペン先の合わせ目が若干ずれているために段差で若干引っかかるらしい),その場であれこれいじって修正してくれた。
そして自分の順番。
まず,主に署名用に使っている黒のパイロットカスタム74(太字)で,書き始めの時にインクが出ない症状を伝える。
この万年筆は,豊橋で購入したものなので約10年選手,これまで一度も調整等を頼んだことがなかった。
ペン先の合わせ目部分がかなりきっちり合わさっているために,筆圧をかけないとインクの出が悪いらしい。
その部分を修正。
さらに,ペン先のニブの先端が若干広がり気味だったみたいなので,こちらも調整してもらった。
おかげで上記の症状も全快(多分)。

次に妻から譲り受けたパイロットカスタム74(中字)の「楓」軸の相談(これも豊橋で買ったものなので約10年選手)。
キャップの閉まりがかなり悪くなってしまっていて,そのせいで,蓋を開け閉めするときにペン芯付近から変にインクが漏れるようになってしまっていた。
で,見て貰ったところ,胴体側?の木の軸の部分(樹脂製のねじ込み部分との接合部)が,水を吸って膨張したために,キャップの閉まりが悪くなってしまっているとの指摘を受けた。
確かに,新品と比べると軸のその部分が膨らんでしまっているのが分かる。
そういえば,一昨々年か一昨年の夏,妻から譲り受けた直後,一時期,集中的にこの万年筆を使っていた時があり,使い込んだ感じにするため,好んで汗ばんだ手で触っていたことがあったので,もしかしたらそれが悪かったのかもしれない。
残念ながら,メーカーとしては,膨張した部分を削るような修理は扱っておらず,軸の部分を交換するくらいしかやっていないらしい。
しかも,木の軸は使い込んで色が変わっていくので,胴体側を交換したらキャップ側も交換しないと色が合わなくなってしまうため,全体で結構な出費になってしまうとのこと。
こちらは検討するということで引き上げた(そのせいで,ペン先の調整等を依頼するのを失念)。

後は諸々買い物をして撤収。

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