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2006年6月26日

思い出の万年筆

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某資格試験の受験の際に使っていたSheafferの安物万年筆。
当時(昭和63年ころ?),定価600円,大学生協の2割引で480円で購入した。
予備も含めて3本を用意していたという覚え。

その試験の山場は夏場の論文式試験。
短い時間で,構成を練ってから,一気に書き終えなければとても間に合わない。
梅雨明けくらいの蒸し暑い時期,しかも冷房が一切ない試験会場で,縦書き(当時)の文章を書かなければならず,右利きの人の場合,書いた文字の上を汗ばんだ右手が行き来する形になるため,文字の滲みを嫌って油性ボールペン,水性ボールペンを使う人が多かった。
自分の場合,ボールペンだと何本も論文を書いているうちに手首が痛くなるので,少しでも手首に対する負担を減らし,少しでも速く文章を書けるように,万年筆を使うようになった(汗に対しては右手の下に紙を敷くことで対応)。
最初は,PILOTの使い捨て式の万年筆(Vペン)を使ったけど,「使い捨て」ってのが何か気に入らなくて(当時から「勿体ない」の精神だったので),このSheafferの安物万年筆を使うようになった。
値段の割には書きやすく(と当時は思っていた),太さも丁度良く,答案練習会や本番で目一杯活躍してくれた。
試験に合格した後,1本は受験を続ける友人に贈呈し,2本が手元に残った(当時使っていたカートリッジも残っている)。
↓酷使のせいで,ペン先はかなり摩耗してしまっており,今ではとても使える状態ではない。
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(しかもその後もっと書き易い万年筆の味を覚えてしまったし…)。
でも,今の自分があるのはこれらのペンのおかげ。
ということで今も大事(かどうか分からないけれど)に保管中。

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